甘いものが食べたいって砂糖依存症?

皆さんこんにちは。

以前、「無性にチョコレートが食べたくなる」という表題でその原因と理由をお話したと思いますが、今回はその中で「砂糖依存症」という病気について少し調べてみました。

 

砂糖依存症

文字通り、常時甘いものが手放せなくなってしまうような症状のことを言います。

・症状

1,甘いものを食べていないと落ち着かない、我慢するとイライラする。

2,ストレスを感じると甘いものを食べたくて仕方がなくなる。

3,チョコレートや飴を常に持ち歩き、事あるごとに食べている。

4,妙に疲れやすく、甘いものを食べると元気になる。

5,短時間の労働で、めまいや立ちくらみを感じることがある。

他の症状としては、頭痛、集中力がない、落ち込みやすい、怒りっぽい、手足が冷える、朝起きるのが辛いなど

 

糖分の過剰摂取が続くと逆に心身を疲れさせてしまい、うつに似た症状を引き起こすこともある。長期間に渡り、疲れた症状が続く場合はうつ病を併発している恐れもあるため、早めに医療機関心療内科や精神科)へ受診をしたほうが良いようです。

 

・原因

砂糖は「マイルド・ドラッグ」とも呼ばれる程に、薬物やアルコールと同じくらいの中毒性、依存性があると言われ、過剰に摂取してしまう恐れがあります。

 

極端なダイエットや妊娠・出産、成長期など身体の栄養バランスが大きく変化する時は特に注意が必要です。特に女性は、月経があり毎月ホルモンバランスが崩れるため砂糖への依存度は高くなる傾向があります。

何かがきっかけとなり砂糖を常用してしまうと耐性ができてしまい、少しの砂糖では満足できなくなってしまいます。また、ダイエットなどで突然摂取をやめてしまうと反動で禁断症状を引き起こしてしまう恐れがあります。

 

・甘いものを好きな人だけがなるのではない?

この依存症は、甘いものが好きな人だけに起こる症状ではなく誰にでも起こりうるものではないところが怖いです。

普段から甘いものを食べていなくても糖質のあるものを食べるだけで、脳がその味を覚えて「必要」と感じてしまうことで症状が出ることもあるようです。

糖質は清涼飲料水などの飲み物、パンやインスタントスープなどの加工食品や調味料等にも多く含まれているので、購入する際には原料にも注意して見てみると良いと思います。

 

・メカニズム

砂糖は体内の酵素によって「ブドウ糖」と呼ばれるものに分解された後、腸から吸収され体中をめぐります。

特にブドウ糖は脳のエネルギーとして使われます。

体内の糖が少なくなっている空腹時に摂取すると血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が急上昇します。その急上昇した血糖値を下げるためのに脳は膵臓のランゲルハンス島β細胞にインスリンという物質を分泌しろと命令を出します。その命令で一気に分泌されたインスリンによって血糖値は一気に下がり、脳は今度は「お腹すいた?」と錯覚してしまい、更に糖分を摂ろうとしてしまいます。この流れを繰り返すことで、砂糖=甘いものを食べたいと感じてしまうのです。

 

・砂糖の効果

砂糖は幸福感や癒やしを感じさせるドーパミンセロトニンノルアドレナリンなどの脳内神経伝達物質の分泌を促す働きがあります。

ストレス緩和にもいいが、何度も繰り返すことで脳が快感を覚えてしまい癖になる。先に述べた「マイルド・ドラッグ」です。

→結果的に、脳は快感を得るために砂糖を摂ろうと勘違いしてしまい、過剰摂取に繋がります。

 

・砂糖を摂り過ぎると・・・

肥満、糖尿病、うつ病アルツハイマー動脈硬化、腎臓病、肝障害、骨粗鬆症、白髪、肌のたるみ、くすみなど、砂糖が全てではないが一因となっているようです。

 

・砂糖の摂り過ぎは「うつ病」にも起因している??

砂糖などの糖質は、体内で分解され「ブドウ糖」になることは先に述べました。これらは、代謝機能に働きかけることでエネルギー源に変わります。

糖をエネルギー源のブドウ糖に分解するために体内の酵素酵素の働きを助けるビタミンB群やカルシウムなどの栄養素が必要になります。

また、これらの栄養素は同時に体温の維持や食べ物の消化や脳を正常に働かせるためにも重要なものです。

そのため、大量に甘いものを食べると分解するためにビタミン群やカルシウムが使われるので、身体を正常に働かせる栄養素があちこちで不足し、それにより様々な弊害を起こしてしまいます。

つまり、エネルギーの元になる糖はたくさんあるが、酵素と一緒にブドウ糖に分解してくれる栄養素(ビタミン、カルシウム等)が不足してしまい、脳も酸欠状態ということになります。

気持ちが不安定になり、興奮したり、落ち込んだり、すぐにイライラしたり緊張したりするといった症状が出るようになるのです。

その結果、「うつ」を引き起こす一因にもなりうるようです。

 

感想

いかがでしたか?

私は出かけるときバッグにはチョコレートか飴かグミをいつも入れて持ち歩いています。まさに「マイルド・ドラッグ」中毒に陥っているのかもしれません。

医療機関に受診して聞いていないのでわかりませんが類似する症状が出てきているとは思いませんでした。

砂糖依存症が併発する病気は様々で中には重症化し命を落とすこともあります。何よりこの先長い人生を歩むに当たり、病院と薬、食事制限等病気について悩み続けなければいけないことを考えると、今の自分の快楽のために未来を犠牲にしようとは怖くて考えられませんでした。

病気になると、好きなことやりたいことにも多くの制限が出てきます。

そんな生活を縛られた生き方は私には無理です。(きっぱり)

 

みなさんも記事を読んで、一度食生活を振り返ってみましょう。

清涼飲料水や菓子パンなどを食べすぎ飲みすぎていませんか。

外食中心の食事で栄養が偏っていませんか?

 

今からでも遅くないケースはたくさんあると思います。

やはり大切なのはバランスの取れた栄養素の摂取ですね。

あとは日常的な運動と定期的な健康診断をし、もっと身体を大切にしましょう。

 

 特に「うつ」にも起因する場合があるとは知りませんでした。

脳のエネルギーの元である糖を摂取しているのに今度はその糖を分解する栄養素が足りない、というのは、糖を取れば脳のエネルギーになるからいっぱい取れば頭の回転が早くなるかもしれないと考えていた私の考えを覆すことにとても驚きました。

 

脳のエネルギーには糖とそれを分解する酵素の手助けをする栄養素も必要!(はい!ここテストに出ます。)

 

これからは脳のために甘いものを食べ過ぎたら「大丈夫か?無理させてごめん」とビタミン類を補給しようと思います。

何事も適量が大切だということを改めて気付かされました。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。

この記事が誰かの問題解決のきっかけになりますように。